学会認定

インプラント専門医とは、(社)日本口腔インプラント学会認定のインプラント専門医の事です。(http://www.shika-implant.org/)

日本口腔インプラント学会は会員数14000人を超える、インプラント学会の権威ある団体です。この学会が認定する専門医になるには多くの関門があります。

まず,学会に5年以上在籍していること、インプラント研修施設に所属し100時間を超える講習を受けていること、インプラント学会に8回以上出席していること、専門医講習を3回以上受講していること、インプラント学会に所属しているドクター2名の推薦を受けられること、インプラントの症例を20症例発表できること、ケースプレゼンテーション試験を受け、合格すること、学会に論文を提出し掲載されることなどなど、厳しい関門がありそれをクリアしたドクターのみ受験資格を得られます。その試験に合格することができました。日本口腔インプラント学会が認める専門医は釧根地区では、私を含め4名しかおりません。

試験は平成22年1月10日、日本大学歯学部(東京都 お茶の水)で小論文、口頭試問の順で行われました。今年も全国から関門をクリアしたドクターが集まりました。

口頭試問は学会から選ばれたドクター2名から、インプラントの症例20症例について質問を受ける形式でした。30分にわたる質問にもクリアに答える事ができました。

この専門医取得には、準備期間を入れるとずいぶんと長い時間を費やしてきたように思います。平成21年には専門医のひとつ前の段階の認証医を取得でき、22年には順調に専門医を取得できましたことは、日ごろの成果の賜物としてうれしく思うのと同時に、責任もあり自覚しなければならないと感じております。専門医という名に恥じないよう、一生懸命、誠実に治療を行ってまいりたいと思います。

今後の目標として、日本歯内療法学会(http://www.jea.gr.jp/)(歯の根の治療)の認定専門医を目指します。

この学会には開業以来33年間在籍しています。この学会認定専門医を取得するにも、症例発表で審査を受け、その後認定試験、面接口頭試問を受けて合格した者だけが認定されます。北海道ではまだ数名の歯科医しか専門医を取得していません。難関ですがチャレンジします。