精密な治療(マイクロスコープなど)

■拡大鏡
むし歯と健康な歯の境目を見極めながらむし歯を削るときや、詰め物やかぶせ物と歯の間に、ほんのわずかなすき間や段差も生じないように治療するときなど、歯の治療は非常に繊細な技術が必要になります。

肉眼では見えないような、ほんの少しのむし歯の削り残しや、反対に削りすぎ、詰め物と歯のすき間といったところから、むし歯が再発してしまうことがあります。

最新の知識や機器、技術があっても、ちゃんと見えていなければ確実な治療を行なうことはできません。人間の肉眼では見えないような細かい治療を確実に行なうために、当院では、2~5倍くらいの倍率で口の中を見ることができる拡大鏡(ルーペやテレスコープとも言われます)を使っています。

患者さんの口の中を肉眼で見るのと拡大鏡で見るのとでは、見え方がまったく違います。精密な治療を行なうために、拡大鏡は欠かせないと実感しています。

■マイクロスコープ
アメリカでは、拡大鏡やマイクロスコープを使って行なう歯科治療が浸透し、一般化していますが、日本では拡大鏡を使う医院はあっても、マイクロスコープを使用している医院は、まだ数%にとどまるそうです。

どんなに集中したとしても、またどれだけ歯科医としての経験を積んでも、肉眼での治療には限界があります。歯科では、数ミクロンという単位での治療を行なうからです。

マイクロスコープを使うと、口の中を6~32倍の大きさで見ることができます。

当院ではこれを歯の根っこの治療に用い、再治療の少ない歯内治療を目指しております。モニターに投影し、患者さんの説明にも使用出来、口の中を拡大してお見せする事もできます。

 

拡大鏡による精密治療