ふくしま歯科医院

一番インプラント治療をして満足が得られる方は、片方の奥歯や両方の奥歯だけが失われている方で入れ歯になじめない方でしょう。

入れ歯は通常プラスチック状の床がついており、食事のたびにはずして清掃しなくてはなりませんし、金具がかかっている歯にも負担がかかります。

インプラントは骨に固定されますので取り外しのわずらわしさが全くありません。また、中間の歯が失われてしまっている場合、通常そのとなりの歯を削ってブリッジと呼ばれる方法で治しますが、いわばなんでもない歯が削られて犠牲になるのです。少しでもご自分の歯を削りたくない方にも有効な方法です。

従来の治療

歯が1本抜けた場合	歯が数本抜けた場合	歯が全部抜けた場合
周りの健康な歯を削ってブリッジにします。	入れ歯を固定するための針金が、見た目にも機能的にも不快です。	入れ歯がズレたり、食べ物が内側に入って痛かったりします。

インプラント

歯が1本抜けた場合	歯が数本抜けた場合	歯が全部抜けた場合
健康な歯をまったく削ることなく、歯のない部分にインプラントを入れます。	針金付きの入れ歯ではなく、歯の無い部分に適切な数のインプラントを入れ、固定式の人工歯を取り付けます。	数本のインプラントを入れて、入れ歯の固定源となる維持装置を取り付けます。

歯の無くなったところに新しい歯(第３の歯)を植えたいというのが長い間の夢であり、同時に歯の無くなった人の希望でもあったように思います。現在このことが可能になり第３の歯がオーラルインプラント『人工歯根』と呼ばれ使用されるようになりました。

特に最近では新しいインプラントとして、１度、根だけのインプラントを顎の骨に埋め込んで３ヶ月から６ヶ月間、完全に骨組織となじむまで期間を置いてから頭の部分をつけて使用するオッセオインテグレーテッドインプラントが盛んに使用される様になってきました。

このインプラントの特徴は、完全に生体の一部としてなじんでから使用するためにより長期間使用できると言われています。

近来の方法は従来から使用されていた型のインプラントにはなかった、骨と結合するチタンを使用したインプラントのおかげといえるでしょう。これは、骨折の時に用いるボルトから応用されたもので、骨と一体化してしまう性質を応用しています。

今日では、正しい診断と適正なインプラントの使用、的確な手術及び上部構造の装着によって、ひと昔まえのインプラントとは比べものにならないほど安全で快適に使用できるようになりました。

しかし、正しい歯磨きや、定期的な検診に来院できない人においては長期間の使用を望むことはできません。したがってインプラント治療を希望する方は、全身的な健康状態は勿論のこと、歯ぎしり等の口腔悪習慣の有無、歯周病の有無、顎骨の状態など種々の検査を受けられて、納得のいく治療内容及びインプラント治療の限界を含めた予後の問題についても、歯科医師から十分説明を聞かれてからインプラント治療を受けられることをおすすめいたします。

当院では、ふくしま医院に導入されたCT撮影装置を利用し、より安全に、より確実にインプラント治療が行えるよう、最新の方法で診断を行います。CT撮影は、骨の構造や状態を従来歯科で行ってきたX線撮影装置より、何倍もの精度と情報をあたえてくれるからです。

入れ歯にどうしてもなじめない方、食事をもっと楽しみたい方等、興味をお持ちの方はご相談ください。